この記事のポイント
- 銀行の振込手数料無料回数を実質無条件で増やすことができる
- この方法を使うには楽天銀行、SBI証券、住信SBIネット銀行の口座開設が必要
銀行の振込手数料無料回数が無条件で増やせる?
今日はちょっとした小技のご紹介です。
結論から言うと、楽天銀行・SBI証券・住信SBIネット銀行のいずれの口座も持っている方は、銀行の振込手数料無料回数を増やすことができます。
ここでは、具体的にどうやって振込手数料の無料回数を増やすことができるのかを解説していきます。
楽天銀行・SBI証券・住信SBIネット銀行の関係
まず、この3者の関係を見ていきます。
楽天銀行と住信SBIネット銀行はいわゆるネット専業銀行です。
実店舗を持たず、インターネットだけで銀行業務を完結させる銀行のことですね。
この2つの銀行に口座を開設すると、一般的な銀行口座と呼ばれるものを持つことになります。
一方、SBI証券は証券会社です。
株を始めとした、投資信託や債券などの有価証券を扱った取引が行えます。
証券会社に口座を持つということは、証券口座を持つことになります。
SBI証券と住信SBIネット銀行はその名前からわかる通り、それぞれSBIグループの一員であり、両者は密接に結びついています。
実際、SBI証券への口座開設を行う時に、同時に住信SBIネット銀行の銀行口座開設も行うことができます。
楽天銀行→SBI証券への資金移動は無料
さて、証券口座で株や投資信託を買おうとすると、当然資金が必要になります。
ではこの資金はどこから入金するのかというと、自身が開設している銀行口座からになります。
SBI証券では、下記の銀行口座から資金を入金することができます(2019/8/4現在)。
上記画像内にあるように、これら提携金融機関からの入金は無料で行うことができます。
楽天銀行も上記提携先金融機関に含まれるため、無料で資金移動を行うことができます。
SBI証券←→住信SBIネット銀行間の資金移動(振替)は無料
次に、SBI証券と住信SBIネット銀行間の資金移動ですが、これは3者間の関係でも説明した通り密接に連携しているため、資金移動(振替)をいつでも無料で行うことができます。
(これはSBIハイブリッド預金と呼ばれるサービスです。詳しくは住信SBIネット銀行のホームページを参考にしてください。)
楽天銀行、住信SBIネット銀行の振込手数料無料回数
ではここで、楽天銀行と住信SBIネット銀行の振込手数料無料回数について見ていきます。
まず楽天銀行ですが、楽天銀行は「ハッピープログラム」という優遇サービスを提供していて、一定の条件を満たせば振込手数料が最大月 3 回まで無料になります。
一方、住信SBIネット銀行も類似の優遇プログラム(スマートプログラム)を設けており、こちらも一定の条件を満たせば月の振込手数料無料回数を得ることができます。
ちなみにこれらはいずれも他行宛の振込手数料のお話しで、同行宛の振込(楽天銀行←→楽天銀行、住信SBIネット銀行←→住信SBIネット銀行)はいずれについても何回でも無料で行えます。
振込手数料無料回数を増やす方法
さて、長々と説明してきましたが、ようやく振込手数料無料回数を増やす方法を解説します。
ここまでの説明で、
- 楽天銀行からSBI証券への入金は無料
- SBI証券と住信SBIネット銀行間の資金移動(振替)は無料
ということがわかりました。
また、
- 楽天銀行と住信SBIネット銀行には、一定の条件を満たせば振込手数料が無料になるプログラムがある
ため、上記の資金移動を行えば、楽天銀行を使っていても実質的に住信SBIネット銀行の振込手数料無料回数枠も使えることになります。
例えば 5 万円を振り込みたい場合、楽天銀行には今月分の振込手数料無料回数が残っておらず、住信SBIネット銀行に 1 回残っているような場合は、
- 楽天銀行から SBI 証券に 5 万円入金
- SBI 証券から住信SBIネット銀行に 5 万円振替
- 住信SBIネット銀行から目的の相手先へ 5 万円振込
とすると、手数料負担なしで振り込みを行うことができます。
資金移動が少し手間ですが、振込をするだけで謎の手数料を取られるとかわけわかんないことは避けられます。
ちなみに、SBI証券から楽天銀行への資金移動はできるのかというと、こちらも無料で行えます。
ただ、時間がかかる(申請した翌営業日、あるいは翌々営業日に資金移動される)ので、その点は注意してください。
まとめ
ということで振込手数料無料回数を実質タダで増やす方法のご紹介でした。
「増やす方法」といっても、やることと言えば口座開設と若干の資金移動の手間ぐらいですかね。
あとは振込手数料無料回数が 1 回以上になるように各銀行の条件を満たすこと。
そしてこの方法って、楽天銀行だけでなくSBI証券の即時入金に対応している銀行であればどの銀行でも使うことができます。
月末に急な振り込みが発生したり、毎月ムダな手数料を払ってる方はぜひこの方法を試してみてください~
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