国民年金のクレジットカード払いを電子申請(ネットで申請)してみたらめちゃくちゃ難しかった話

お金

こんにちは、ハン辻たかし(@han2ji_takashi)です。

この記事では国民年金のクレジットカード払いを電子申請(ネットで申請)する方法を紹介しているのですが、電子申請をするには

  • ICカードリーダー
  • マイナンバーカード

が要ります。
もしこの 2 つをお持ちでない方は読む時間がムダになっちゃうので、スキップしてくださいませ。

この記事のポイント

  • 国民年金はクレジットカード払いできる
  • クレジットカード払いは電子申請(ネットから申請)できる
  • ただし申請手順がめちゃくちゃ難しい

国民年金の保険料をクレジットカードで払いたい

2019 年からフリーランスになりまして。
それまでは会社勤めの身分だったので年金の支払いのことなど(会社がやってくれるので)10数年間全く意識してなかったんですが、会社を辞めたんで国民年金に加入しないといけません。

で、国民年金の保険料ってどうやって支払うのかなーと思って調べた所、以下の 3 つの支払い方法がありました。

  • 現金
  • 口座振替
  • クレジットカード

当然この中だったらクレジットカード払いですね。自動でポイントが貯まるから。
(関連記事:クレジットカードを使わず現金払いをすることで損する5つの理由)

クレジットカード払いをするにはどうすればいい?

ということで市役所へ行って国民年金の加入手続きをしたんですが、あれってほんとに「加入」の手続きをするだけなんですね。
その場で保険料を支払うわけでもなく、支払い方法を登録するわけでもなく、「加入」だけで終わりました。

納付書が後日自宅に送られてくるのでそれで支払ってくださいとのこと。
でも自分はクレジットカードで払いたいので、その場合はどうすれば良いんだろうとネットで検索。

すると、国民年金のクレジットカード払いをするにはクレジットカード払いをするための「申出書」なるものを近くの年金事務所に提出しないといけないことがわかりました。

申出書は日本年金機構のこちらのページにあるのですが、

申出書をダウンロード
 ↓
プリントアウト
 ↓
記入
 ↓
年金事務所に持参して提出 or 郵送で提出

という流れになるようです。
でも年金事務所って自分の住んでる街にあるわけじゃないんですよねぇ。。。

僕の場合は 2 つとなりの市にあったので、その時点で「持参」という選択肢は消えました。
なので郵送ということになるのですが、郵送もお金かかるしなぁ。。

と思いつつ、再びネットで情報を漁っていると、なんと電子申請(ネットで申請)できることが判明
さっそくトライしてみました。

クレジットカード払いの電子申請のやり方

ということで、僕がトライした国民年金クレジットカード払いの電子申請のやり方を紹介します。
手順としては大きく5つの手順にわかれますので、順に紹介していきます。

0.事前準備

記事の冒頭でも触れましたが、電子申請をするには

  • ICカードリーダー
  • マイナンバーカード

が必要になります。なのでこの 2 つは事前に用意しておきます。

1.国民年金保険料クレジットカード払い申請ページへアクセス

まず申請ページへアクセスします。
申請ページは e-Gov(電子政府の総合窓口) というサイト。総務省が運営しているサイトなので怪しいところではありません。

で、まずe-Gov のクレジットカード払い申請ページへアクセスします。

2.申請書を作成

先ほどのページ内の「申請書を作成」というボタンをクリックします。
すると、下のようなポップアップウインドウが開きます。

もしボタンをクリックしても何も起こらない場合、使っているブラウザの設定でポップアップがブロックされているかもしれません。
e-Govのこちらのページを参考にポップアップの許可設定を行ってください。


電子申請には「e-Gov電子申請アプリケーション」なるものが必要らしいので、インストールしていない方はこのポップアップの「e-Gov電子申請アプリケーションのダウンロード」というリンクからダウンロードとインストールを行ってください。

ダウンロード&インストールはウイザードに沿ってそのまま進めていけば OK です。

インストールができたら、「e-Gov電子申請アプリケーションを起動」というボタンをクリックします。
するとアプリが起動し、下のような画面が表示されます。

申請する画面やのに、最初に表示された画面で申請書が見切れてるっていうのが斬新ですが。。。
画面中央から下が申請書の部分です。
下にスクロールしていくとこんな感じです。

この申請書に必要な情報を入力していきます。
特に難しいところはないのですが、最後に「利用するクレジットカード」という項目があります。

ここには
『記載要領の「利用可能なクレジットカード一覧」より該当する番号を選択肢入力してください。』
と書かれています。

どこ?どこのこと言ってんの??

と思ってたら申請ページの下の方にリンクがあり、そこから記載要領に飛べました。

いや。。。そもそも画面で選べるようにしといてよ。
なんでわざわざ自分で番号探さんとあかんねん。せめてリンク貼っといてよ。

とか文句言ってても仕方ないので、そのまま進めます。

全ての入力項目への入力が完了したら、画面最下部の「署名して次へ進む」ボタンをクリックします。
この時、ボタンをクリックする前に ICカードリーダーをパソコンに接続し、マイナンバーカードを差し込んでおきます。

ボタンをクリックすると、「証明書の選択」画面が表示されます。

ここで「ICカード内の証明書」を選択して、「読込」ボタンをクリックします。

マイナンバーカードに登録したパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
しかしなぜ最後が「下さ」で終わっているのか。。

「OK」ボタンをクリックすると申請書の作成が完了し、次の画面に遷移します。

3.預かり票を保存

遷移後の画面が下のものです。

え?
ここからどうするの?

とりあえず「これまでに作成した申請届出書をe-Govに保管します。」というのを選んでみます。

なんか出てきました。
とりあえず「この預かり票は、申請届出書提出の時に必要なものですので大切に保存してください。」と書いてあるので、「保管」ボタンをクリックしてみます。

なんか大事そうなので、とりあえずダウンロードして保存しておきます。
(あとで本当に大事なものだとわかりました。)

4.申請書を送信

さて、ここまでの手順が終わったら 「e-Gov電子申請アプリケーション」 を一旦閉じます。

そして再び e-Gov の申請ページへ戻り、今度は「申請書送信」ボタンをクリックします。
ボタンをクリックすると、作成の時と同じポップアップウインドウが表示されるので、これまた同じく
e-Gov電子申請アプリケーションを起動」ボタンをクリックします。

この画面で、先ほどの3.で保存した預かり票ファイルを読み込ませます。

読み込ませたデータを選択し、「進む」ボタンをクリックします。

すると、申請者の基本情報・連絡先を入力する画面が表示されますので、必要事項を入力していきます。
入力が終われば、次の画面へ進みます。

「添付書類の指定」という画面に移りますが、ここでは特に何も添付する必要はないので、次の画面へ進みます。

画面左の「項番」にチェックをして、「チェックした申請届出書を提出」ボタンをクリックします。

これで申請が完了です。

やってみての感想

いや、激ムズです。

まず申請するのに添付書類が要るのか要らないのかがよくわからないし、「電子署名が必要な手続のため、電子証明書が必要です。」とか言われてもたぶん普通の人は何語?レベルです。
(僕はエンジニアなので幸い意味がギリギリわかりましたが。。)

そしてなぜ申請書作成から送信するまでの途中で別々の画面に別れてるのか?
申請書作成が終わったらそこでゴールがなくなっちゃうんですよね。
で、次どうすればいいの?

っていう。
ドラクエで色んな町巡ったけど次のイベントを起こすにはどうやったらいいの?
っていう。
あの感覚に似てます。

ということでまとめると、

そこまでがんばってやるものではない

というのが僕の感想です。
まぁ郵送代浮いただけよしとします。。。


まぁ郵送代浮いただけよしとします。。。

この記事を書いた人

大卒後、IT屋として14年。
得意言語は Java, C#。
新卒入社した会社で社会保険料を抜かれ続けていることも知らず、自分の無知さに呆れ2級FP技能士の資格を取得。
生き抜くためのお金と時間の使い方を発信していきます。
子育て中なので特に子育て世代に役立つ話題を中心に。
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